相性と運勢

 「二十七宿」同士の相性も運勢も、同様に「三九秘要法」を使用します。3×9は27という事で、三九秘要と呼ばれているようです。下記の27行は9つの要素が3回めぐる事で構成されています。その3回めぐる先頭のみが命、業、胎と名前を変えています。これは現世、前世、来世を意味します。 「→」。全部で27の文字が並ぶこの流れをよく見ると、3っつの文字以外は一様に流れています。その3っつの文字とは「命・業・胎」です。命は現世であなたが産まれた日を意味し、業は前世、胎は来世を表します。これは宿曜占星術の根幹に流れる「三世因果律」という考え方に基づくものです。ところで、この流れを円状に描くと「命・業・胎」の三つの文字が正三角形を築きます。正三角形というのは安定や束縛を意味し、西洋占星学でも良い意味の角度とされています。前世が変化すれば、現世も来世も変化します。つまり、この3っつの文字は運命共同体であり、強く影響を与え合う相性の相手を表しています。これが、宿曜占星術の根幹に流れる「三世因果律」という考え方であり、この正三角形からずれてゆく事により、安定から破壊へ、破壊から緊張へ、緊張から再生へと意味が少しずつ変化してゆきます。
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