「朔」の表記は新月である事を意味しています。新月の日は不思議と新しく物事が始まる事が多い気がします。やはり古くから新月を旧暦の1日としているだけあって、新月には新しい力が漲っているようです。その兆候が出始めるのが、直前の「下弦の月」(月齢24)を過ぎたあたりからです。

 特に新月が、他の惑星と重なるような日は、運勢が極端に乱れる傾向があるようですので、期待する反面、一層の注意が必要になります。ジェットコースターも、楽しいけど事故ったらえらい目にあうでしょう?これと同じように、チャンスや良い運勢も危険と隣りあわせだという事です。新月の日に起こった事は、その次の新月まで1カ月の運勢を暗示すると言われます。良い事も、悪い事も、1カ月間は影響を残すということです。 

 新月は全ての太陽系惑星と交わりますが、影響が強いと考えられるのは内惑星である「水星と金星」でしょう(朔水・朔金)。また、木星や土星が新月と交わった場合、大きな力が太陽と月の陰に隠れるため、その影響も大きいと考えるのが妥当でしょう(朔木・朔土)。

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